摂食障害(ダイエットとの関連)
1.原因、きっかけ
ダイエットや、「気晴らし食い」、友人からの一言「肥ってるね」「食べ・吐きは気が晴れるよ」がきっかけになることが多い。
2.性別・頻度・特徴
女性例が大部分だが、男性例も報告されるようになった。
頻度は10〜20代女性で、約1,000人に1人、といわれる。
(馬場謙一; 現代社会と精神障害,pp21-27,ライフサイエンス社)
過食が拒食の3〜5倍多い。
マスコミによる「痩せ」礼賛や、エステ・ブーム、ダイエット・ブームの影響も大。
(細い身体を礼賛する<折り込みチラシ>の多いこと)
一生懸命汗を流して働く習慣・文化への過度の反省や嫌悪感も
関与してはいないか
一般内科、心療内科、神経内科、小児科、婦人科、精神科、心理カウンセラー
など、いろいろな科を転々と受診することも特徴的。
3.最近の傾向
初発年齢の低年齢化、高年齢発症例も増加傾向、男性例も増加
当院では、開院以来、初心者に占める摂食障害の診断は約3%(案外多いというべきなのか?)
当院では、全員女性で、男性例はない
年齢 15〜32歳
過食傾向の人は自分から治療を求めて来ることが多い
拒食傾向の人は家族や主治医から勧められて来ることが多い
(拒食傾向の人の治療中断率は高いようだ)
4.顕症化する前の症状
<肥満への恐れ・嫌悪>が多かれ少なかれ存在する。
拒食顕症化前症状
  ・体重や体型のことが頭から離れず、気が重い
  ・体重が減ると、自信が湧く
  ・肥ったと思うと、食事を抜く
  ・そのうちに満腹感や空腹感が分からなくなる
過食顕症化前症状
  ・ホッとしたり、イライラしたり、寂しかったりすると、お菓子に手が伸びる
  ・食べ始めると、やめられない、とまらない・・・・
   でも、肥るのは怖いから、時々ダイエットをしようと思う