メンタルヘルス

ゆっくり5,6回深呼吸

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ゆっくり5,6回深呼吸



「受験当日が近づくと不安感に加え、強いいら立ちや落ち込みが襲ってくる
 こともある」。
鹿児島市の「メンタルヘルスかごしま中央クリニック」の大迫政智(64)は
受験生特有の心理状態を説明する。

 予防策として、毎晩寝る前や湯船に浸かっているときなどに、
「ゆっくり・大きく・リラックス」と心で唱えながら、5~6回深呼吸すること
を推奨する。 「試験会場で頭が真っ白になっても深呼吸をして
『普段と同じ』という意識を持てれば、上がりかけた気持ちをストップできる」
とアドバイスする。

受験前日や当日の心構えについては、「いつもと同じ時間に起床するなど
普段通りの行動を心掛けることが大事」という。
前日に寝付きが悪くても慌てる必要はない。「4~5時間寝れば、翌日最低限の
集中力は発揮できると言われている。やるだけのことはやったと思い、
ゆっくり深呼吸を繰り返してほしい」

家族の接し方も重要だ。「家族まで受験生と同じような不安を抱え込めば、
本人はもっと動揺する」と大迫院長。「心で心配しながらも、口を出さずに
じっと見守る姿勢が大事。家族も受験生と同じように普段通りという気持ちを
大切にしてほしい」と話した。


2016年2月10日 南日本新聞 より

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